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ビンテージ古書
TM RSI STM 02/2009
カバーデザイン
Hans Rudolf Bosshard
15年以上前の古書なのでうっすらとしたヤケ、スレ等ありますが、写真のとおり良い状態です。
TM 2009年2号は、サインを単なる案内機能としてではなく、建築の歴史や意味を読み解く装置として捉え直す特集号である。舞台となるのは、Bern University of the Arts(BUA)が使用する旧工場建築であり、そこに重なる過去の用途や時間の層がテーマとなっている。
一般的に近年のVI設計では、プライマリとセカンダリの書体は視覚的な役割分担として扱われることが多いが、本特集ではその概念を拡張し、サインを通して建築の背景や文脈といった見えにくい情報を可視化する試みが展開されている。
サインを「どこへ行くか」を示すものから、「その場所が何であるか」を伝えるものへと転換する、編集的かつ思考的なアプローチが貫かれた一冊である。
カバーはHans Rudolf Bosshardによるデザインで、Vincent van Goghの絵画を断片化し、反復やズレを伴いながら再配置することで構成されている。ここではイメージは固定されたものではなく、編集によって意味が生成されるものとして扱われている。
この手法は、Francis Baconがゴッホの作品をもとに展開した変形と再構成のプロセスとも呼応しており、既存のイメージを素材として扱い、新たな文脈を立ち上げる編集的思考を視覚的に体現している。
すなわち本書は、サインのみならずイメージそのものもまた再解釈と再配置によって意味を獲得するという立場を示しているように思われ、全体を通して一貫した編集の思想が見て取れます。
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