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1928: beauty and lucidity, logic and ingenuity Museum Boymans-van Beuningen
13,200 JPY
ロッテルダムのBoymans-Van Beuningen美術館エキシビションカタログです。デザインは8voによるもので、B-VBカタログ史上で最も実験的な一冊です。オランダ語と英語のバイリンガル併記となり、青色、Boldウェイトのカラムがオランダ語、黒色、Lightウェイトで90度回転したカラムが英語となり紙面が360度機能しています。
古書(カバー全体にうっすらと擦れ、背付近にうっすらヤケがあり、小口角にうっすらと折れやつぶれががありますが、資料として考慮すると概ね良好です)
Design: 8vo
1990年
48ページ
言語: 蘭語
サイズ: 27.2 x 22.8 cm
出版
Museum Boymans van Beuningen
Wim Crouwel による美へのまなざし
この展覧会は、Wim Crouwel がこれまで大切にしてきた「美」の感覚を、あらためて分かち合おうとするものです。
彼が子どもの頃から惹かれてきたのは、形そのものが役割を素直に語っている人工物でした。電柱や送電線、線路が交差する操車場、空をゆっくり進むツェッペリン。そうしたものは、余計な飾りを持たず、ただ必要なかたちだけで成り立っています。その潔さと明晰さに、彼は強い喜びを感じてきました。
建築においても同じです。入口が自然に人を迎え入れ、内部の動線が無理なく続き、外観が建物の構造をそのまま示している。Wiebenga と Van der Vlugt の校舎、Duiker の Openluchtschool、Zonnestraal 療養所、Van Nelle 工場などは、彼にとって忘れがたい存在でした。こうした建築との出会いが、彼の価値観を形づくっていきます。
Crouwel はこの姿勢を「spiritual functionalism(精神的機能主義)」と呼びます。それは、機能を大切にしながらも、そこに宿る静かな美しさを見つめる態度です。論理や構造が、冷たいものではなく、むしろ澄んだ美しさにつながっているという考え方です。
「1928」という年は、そのような思想が花開いた時代の象徴として選ばれました。本展は、その精神を共有するための場であり、同時に Boymans-van Beuningen Museum 館長としての彼の最後の展覧会でもあります。
ここで語られているのは、特定の様式ではありません。
それは、かたちと役割が自然に重なり合うときに生まれる、美への静かな確信なのです。
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